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  • 執筆者の写真SAMURAI日本語教師

今後の動向

現在、膠着状態にある国軍と、国軍反対派。今後、どうなっていくのでしょうか。同僚の先生などの話から、反対派の人たちがどのような絵を描いているか書いてみます。

反対派の人たちの武器はデモとCDM(Civil Disobedient Movement=市民不服従運動)と呼ばれるものです。

まず、デモによって、国民の多くが反対しているという姿勢をSNSを通して海外に伝えています。これによって、海外諸国からの軍への批判を集め、軍を孤立させ、さらに海外にある軍の資金を使用できないようにすることなどを期待しています。これは謂わば、外からの攻撃になります。


次に、CDMです。これは内からの攻撃で、主に公務員などを中心にストライキを行うことで、軍政が回らないようにすることを目指します。CDMを行った公務員が、深夜に軍に不当に拘束されたりすることもあるため、住民による自警団が深夜も、それらを阻止できるように動いています。さらに、CDMを行っている公務員などに対して、住民たちが共同で給料を支払ってサポートしています。


CDMは諸刃の剣で、反対派の人たちも大きな負担を強いられます。反対派としても、ずっと生活に必要な部分が止まり、さらにCDMを行っている公務員への給料を払い続けるのも困難なため、これは体力勝負になります。国軍の海外の資金のいくつかは凍結されていること、さらに国内の銀行にある資金も、コロナのワクチンを買う用の資金なども含め、国軍が引き出していることなどから見て、軍は資金的に切迫していると考えられています。そのため、CDMを続けることで、軍が動けなくなることを期待しています。


このような算段の元、デモとCDMを一丸となって行うことで、政権を取り戻そうと反対派の人たちは、毎日奮闘しています。


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